映画「バベル」で体調不良

 映画「バベル」を上映している名古屋市三重県四日市市の映画館で、4月28日の公開以降観客7人が吐き気などの体調不良を訴えていたことが30日、分かった。いずれも症状は軽く、館内で休んだ後に自力で帰ったという。このうち名古屋市の映画館は、点滅を繰り返すシーンで注意するよう呼び掛ける文書を配布している。

 映画では、開始から約1時間20分後に菊地凛子(26)演じる高校生がクラブで踊る場面で、照明が1分程度、速い点滅を繰り返す。同館が配布した文書は「このシーンになりましたら、スクリーンから適度に目をそらされるか、直視し続けないことをお薦めします」としている。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200705/sha2007050101.html

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★過去にもアニメ「ポケモン」見て体調不良

 映像を見て気分が悪くなったケースに、平成9年12月に起きた「ポケモン問題」がある。

 テレビ東京系人気アニメ「ポケットモンスター」を見ていた子供たちが、けいれんや吐き気などを訴え、全国で約700人が救急車で運ばれ、約200人が入院した。

 問題となった映像は、ピカチュウが光を発するシーン。4.5秒間にわたり赤と青の光が高速で点滅を繰り返していた。

 この問題を受け、NHKと日本民間放送連盟は再発防止策として、光の点滅などは、1秒間に3回を超える使用を避けるなど、映像手法について共通のガイドラインを発表した。

いわゆる「でんのうせんしポリゴン」事件。光を発したのはピカチュウじゃなかったような…。